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子供の問題を考える | スマートに離婚するための10のステップ

子供の問題を考える

離婚について考える中で子供がいる場合に避けて通れない問題があります。

単に親権をどうするかという問題だけではなく、養育費・子供の姓と戸籍・面接交渉権など考えておくべき問題が山積しており、無用な争いを避け子供の反発を招かないようにするためにも、あらかじめ計画し根回ししておく必要があります。

■ 親権

親権とは未成年の子供の監護・教育(身上監護権)を行い、子供の財産を管理(財産管理権)するために両親に与えられた権利や義務を指します。親権は共同で持つことはできず、どちらか一方の戸籍に記入されます。ただし親権者と監護者を分けて設定することは夫婦の話合いで決めることができます。

■ 養育費

養育費とは子供を育てるのに必要な費用のことで、養育監護として子供が独り立ちするまでの親の義務となります。具体的には衣食住費・教育費・交通費・医療費・最低限の娯楽費・文化費などがあり、子供を引き取らない側の親が養育費を毎月支払うということになります。

■ 子供の姓と戸籍

戸籍とは、家族集団単位で個人の身分関係を明確にするもので、親が離婚する際に子供は戸籍をどうするかでしばしば問題になります。夫婦が離婚して場合、子供は夫を筆頭者とした戸籍に残るのが原則で、例え妻が子供の親権者になってもそれは変わりません。妻が離婚し旧姓を名乗るには、婚姻前の旧姓の戸籍に戻る方法と、新たに自分を筆頭者とした戸籍を作る方法があります。いずれにおいても妻の姓を変えることは可能ですが、子供の姓を変えるには別個で「親権者変更の審判申立」「子の氏の変更許可の申立」等の手続きが必要になります。

■ 面接交渉権

面接交渉権とは親権を持たない方の親が自分の子供に会う権利のことを指します。通常は正当な理由がなく面接交渉を拒否できませんが子供の福祉や利益に反する場合は拒否できます。面接交渉を行う場合には条件を具体的に決めておくことが大切で、取り決めは書面にして記録しておかないと争いが起こることもあります。


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