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離婚って何?

離婚は年々減少傾向にあることが厚生労働省の統計で見ることができます。

しかしそれは単に離婚件数が減ったと見るべきではなく、人口の減少や婚姻数の減少など複雑な要因が絡んだ結果であり、離婚率で見れば以前と変わるものではありません。

では離婚はどのような原因で起こり、そこにはどのような実態があるのでしょうか。

■ 離婚の原因

2006年に裁判所が発表した司法統計によると、主な離婚原因のトップ5は次のものになります。

1位 性格不一致 48%

性格不一致とは離婚においてよく使われる原因ですが、その中身は曖昧で特に細かい規定は設けられていません。つまり「趣味が合わない」「生活が合わない」「何となく合わない」など、離婚理由としてなじみにくい事柄を総称して使われる原因だといえます。

2位 異性関係 24%

異性関係とは浮気や不倫を指します。浮気といっても密会やデートなどではなく、相手との肉体関係があることが要件として必要であり、その点は訴える側に立証責任があります。民法上では浮気や不倫とは言わず「不貞行為」と呼ばれており、「ラブホテルの出入り」「相手宅への出入り」などが証拠として当てはまります。

3位 家庭内暴力 23%

家庭内暴力とは家庭内で行われる暴力行為のことを指します。配偶者・子供・祖父母など同居している人間を対象とした暴力が当てはまり、単に暴力を振るうだけではなく「子供へのしつけ」「性的暴力」「脅迫」なども当てはまります。

4位 性的不調和 10%

性的不調和とは性に対する認識の違いや生理的不能などによる婚姻生活の破綻を指します。性生活は夫婦間で重要な要素であり、「セックスレス」「性的不能」「同性愛」などが当てはまると不調和として離婚原因になります。

5位 アルコール 7%

アルコールとは、日常的な大量飲酒が原因で事故・犯罪・トラブルが起こり、婚姻を継続しがたい重大な事由が発生することを指します。「アルコール依存症」「酒により定職につけない」「酒酔い時の暴力」「酒による人格の変化」などが当てはまります。

■ 離婚の実態

一昔前に「成田離婚」という言葉がありました。これは早計に結婚したカップルが新婚旅行帰りの成田空港で早々と離婚を決意してしまうというものです。

晩婚化が叫ばれる現在でも10代での妊娠や結婚は相変わらず多く、先のことを考えない早計な結婚は以前として存在するのです。

しっかりと腰を据えた結婚をしなければ当然にその先には離婚の影がちらつくこともあり、10代で結婚して10代でシングルマザーになるケースも決して珍しいものではありません。

また近年ではインターネットや携帯電話を通じて見知らぬ男女が出会う事が簡単にできるようになったため、浮気や不倫が増加している傾向があります。浮気や不倫を原因とした離婚は離婚原因の2位にランキングされており、継続した配偶者の監視が必要であるといえます。

昨年より開始された離婚時の年金分割制度は高齢層の離婚を促進している向きがあります。新制度の恩恵が始まるまで控えていた「離婚予備群」による離婚が発生しており、中高年の動向に注目が集まっています。


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